消防設備ナビ
欄間・一体警戒チェッカー

11消防本部の参考条件を比較できます。法令適合や感知器省略を確定するものではありません。

チェッカーを開く

欄間の「開口高さ」と「天井から開口上端まで」の違い

根拠資料との照合|2026年11月1日

欄間開口の寸法と法令適用を区別

寸法の測り方
開口部の上下の高さと、取付け面(通常は天井)から開口上端までの距離を別々に測ります。これらは同じ寸法ではありません。 公式資料を確認 ↗
一体警戒の判定
数値が合うだけで必ず一体警戒できるとは断定しません。感知器の種別、連続した開口の構造、間仕切り形状、該当する所轄の審査基準を確認します。 公式資料を確認 ↗

確認範囲:寸法の説明を精査。開口条件の所轄別適否は未判定。設備型式・設置年月・関係告示・メーカー仕様・所轄消防本部の運用を確認するまで、現場の適否を確定するものではありません。

欄間の開口位置を確認する際は、開いている部分の上下寸法と、天井から開口の一番上までの距離を分けて測ります。

① 開口が天井に接している場合

開口45cm天井上部の壁 0cm

開口高さ45cm、天井から開口上端まで0cm。開口の上に壁はありません。

② 開口の上に壁が残っている場合

開口45cm天井上部の壁20cm

開口高さは同じ45cmですが、天井から開口上端までは20cm。開口の位置が異なります。

全国共通の設置基準と消防本部の運用基準の違い

消防法施行規則第23条などには、感知区域の区画や感知器の設置に関する全国共通の基本的な基準があります。一方、欄間の開口を介して隣の部屋まで一体で警戒できるかは、各消防本部の運用基準によって取扱いが異なる場合があります。

基準このページでの扱い
全国共通の消防法令感知器の設置・感知区域に関する基本条件
東京消防庁の運用基準欄間の開口寸法・取付面高さ・面積等による一体警戒の一次照合
東京消防庁以外の管轄当該消防本部の基準を別途確認

注意:本記事の「熱感知器の開口高さ45cm以上・取付面高さ3m以下・合計面積70㎡以下」などは、東京消防庁の特定の取扱いを参考にした条件です。全国共通の欄間による省略許可を意味しません。条件を満たしても感知器の省略が自動的に認められるわけではありません。

参考:消防法施行規則(e-Gov) / 東京消防庁の技術基準

現場で測る寸法

項目測り方
開口高さ開口の下端から上端まで
開口幅開口の左右方向の幅
天井から開口上端感知器取付面となる天井から開口の上端まで
取付面高さ(熱の確認時)床面から感知器の取付面まで

煙感知器の欄間位置確認では、通常、間仕切り高さを別に入力する必要はありません。熱感知器は取付面高さなど追加の条件を確認します。

熱感知器の取付面高さ:どんな場合に条件不一致?

取付面高さは、床面から感知器を取り付ける天井面までの垂直距離です。感知器本体の下面までの寸法ではありません。

熱感知器取付面高さ床から天井まで
取付面高さ欄間による一体警戒の高さ条件
2.5m・2.9m・3.0m3m以下の条件を満たす
3.2m・4.0m3m以下の条件に不一致

注意:3mを超えても熱感知器の設置そのものが禁止されるわけではありません。これは東京消防庁の欄間による隣接区域の一体警戒についての条件であり、通常の感知器設置基準とは別です。

高さ以外の確認

開口高さ45cm以上、開口が間仕切り上部の概ね全面にあること、合計面積70㎡以下、長辺概ね10m以下、差動式スポット型1種・2種、感知器の配置や天井形状なども確認します。どれか一つだけ満たしても省略可能とは判断できません。

注意:開口寸法だけで隣室の感知器を省略できるとは確定できません。感知器の種類・設置位置・開口の通気状態・感知区域・所轄消防の基準を確認してください。

欄間判定ツールで寸法を確認する

参考:東京消防庁 自動火災報知設備の技術基準

現場で取付面高さや床面積が測れない場合

欄間計算ツールでは取付面高さ・合計床面積・長辺は任意入力です。未入力でも入力済みの寸法を照合できますが、結果は「追加確認」となり、適合確定にはなりません。

取付面高さ3m以下という条件は、欄間を介した特定の一体警戒の取扱いについてのものです。3mを超えても熱感知器自体が一律に設置禁止になるわけではありません。

開口高さ45cm以上、上部の概ね全面開口、面積70㎡以下、長辺概ね10m以下、感知器種別と配置、天井形状などを併せて確認します。数値だけで最終判断はできません。

よくある質問|現場で確認したいポイント

開口の高さと天井からの距離は同じ?

異なります。開口の上下方向の寸法と、天井面から開口上端までの距離をそれぞれ測定・記録します。

欄間があれば必ず一体警戒できる?

開口寸法だけでなく、上部の開口範囲、間仕切りの形状、感知器種別、適用される基準や所轄運用の確認が必要です。

取付面の高さを測れない場合は?

測定できた寸法と未確認の寸法を分けて記録し、条件を確認できるまでは設置要否を断定しないようにします。

※ 現場での確認順序を整理した参考情報です。最終的な適否は設備の型式、設置時の適用基準、所轄消防本部の運用などを照合してください。

一次資料の確認:総務省消防庁|設備別の点検基準・点検要領・点検票

法令・点検基準を原文で確認する

関連法令: 消防法施行規則 第23条(感知器の設置)(e-Gov法令検索)

欄間開口を介した一体警戒の取扱いは、法令本文のほか、開口条件に関する所轄消防本部の審査基準・運用も確認してください。

点検資料: 総務省消防庁|設備別点検基準・点検要領・点検票(自動火災報知設備:別表第11)

現場で追加確認する事項:開口高さ、天井から上端までの距離、上部開口の連続性、取付面高さ。

※法令の条文、設備別点検基準、メーカー仕様、所轄消防本部の運用は役割が異なります。上記は関連資料の入口であり、現場の適否を自動的に確定するものではありません。参照先確認:2026年11月1日。